MENTOR CAPITAL
MEMBER INTERVIEW

実践を通して身につけた「自分で考える力」を活かし、
クライアントに寄り添う

Junior Associate

MIZUKI SAOTOME

2025年入社
Mizuki Saotome
PROFILE

大学在学中に会計学・簿記を学ぶ中で会計分野に興味を持ち、卒業後に就職活動を経て2025年に当法人に入社。現在はSPC業務をメインに担当。

「税理士は人と向き合う仕事」と知り進路が決まった

大学卒業後、すぐには進路を決めきれず1年ほどの期間をあけて入社しました。当時は周囲と比較して焦りもありましたが、税理士事務所を開業されている方とお話したことがきっかけで進路が決まりました。

それまでは「税理士は常に数字とにらめっこする仕事」というイメージがあったんです。でも話を聞いてみて、お客さんの考え方や性格に寄り添いながら、人と人としてコミュニケーションを取ることがとても大事だと分かりました。

出身学部は法学部ですが、大学の授業で会計学や簿記を学んで数字を扱う仕事に興味を持ちました。当時は公認会計士事務所や一般企業への就職も考えていたのですが、税理士の実際の働き方を聞いてイメージが湧き、この道に決めました。

当法人を選んだのは、不動産ファンド向けのSPC(特別目的会社)関連業務を主に手掛けているからです。 就活エージェントの方に紹介していただいた中から何社か受けたんですが、面接で「SPCのお金の流れや会計処理は、一般的な税理士事務所ではなかなか体験できない」と聞いて、面白そうだなと思ったのが一番の決め手でした。

不動産ファンドの実務を通じて、ゼロから考える力が身についた

現在は、SPC業務を主に担当しています。 具体的には、記帳から始まり、資料の準備や月次決算の作成、年に一度の決算では申告書の草案を作って確認・修正を重ねて提出する、という一連の流れを担っています。

入社からまだ1年ほどですが、ここ半年ほどで、会社の立ち上げから関わる案件も少しずつ増えてきました。前任者から引き継いだ案件と違い、「この契約書にこう書いてあるから、こういう処理が必要だよね」という部分をゼロから考えなければならない。その分、自分の想定した会計処理がぴたりとはまった時の達成感は格別です。

入社して1週間ほどで、申告書作成の実務に挑戦することになりました。今思うと基礎的な内容だったんですが、申告書の様式自体を初めて見たほどなので、正直なところ緊張しました。一つひとつ調べて、それでも分からないことは周りの先輩に聞いての繰り返しでした。 ただ、そこで「自分は全然分かっていないんだ」という現実を受け止められたことが、その後のモチベーションに繋がっていると思います。

当法人ではほとんどの資料がペーパーレス化されていて、過去の帳簿や申告書、その作成過程などをパソコンで確認できます。前任の担当者がどこにチェックマークを入れていたか、どこを重視して見ていたかが資料から読み取れるんです。分からないなりにまず過去の資料を読み、あるいは類似案件を探すというところから始めていくうちに、自分なりにコツを掴めるようになりました。

3人体制だから生まれる安心感と多角的な視点

仕事中は集中していて静かな雰囲気なんですが、フリードリンク・おやつが置いてあるスペースで顔を合わせると、年次に関係なくフランクに雑談できます。

数カ月に1回、参加自由の様々な社内イベントがあり、社員の意外な一面を知ることも。少し厳しそうな印象だった上司が、カラオケで激しい曲を熱唱していて、なんとなく親近感が湧しました(笑)。そういったメリハリのある関係性が、業務中のスムーズなコミュニケーションにも繋がっていると思います。

繁忙期は12月から3月ごろで、タスクが増えると焦ってしまうこともあります。でも周りも同じように頑張っていますし、上司が「これ、進捗どう?大丈夫?」と気にかけてくれるので、1人で抱え込むことはありません。

何かと困った時に相談できる方もいますし、席の近い同僚と気軽に相談することもできます。何より、若手は一次作業を担うプリペアラーとして業務を行い、その成果物をレビュアーとして上司2人が確認する体制が整っているため、自分なりに考えながら進められる一方で、必ず誰かがチェックしてくれる安心感があります。そのバランス感が仕事のしやすさに繋がっていると思っています。

また質問した時に、ただその答えだけを教えてもらうのではなく、一般的な知識や実務上の慣習、社内のフロー、担当者個人の考え方など、さまざまな角度からフィードバックをもらえるところも大きいです。おかげで、自分で考える力が少しずつ伸びていると感じています。

3人体制の良さは、1人ではなく2人に相談することで、2人分の視点を学べるということ。同じ案件でも考え方は人によって違うので、自分の引き出しが増えていく感覚があります。

クライアントの背景まで汲み取れる税務のプロへ

今の課題は、クライアントからご質問をいただいた時に、自信を持って回答できるようになることです。自分の中で答えがあっても、それを適切な形で伝えきれないことがまだあります。そういう時は上司や先輩に相談して、「この返信でちゃんと伝わりますか」と確認しながら進めています。

税法は条文で定められていますが、全てのケースに一つの正解があるわけではなく、複数の解釈が成立する場面も少なくありません。だからこそ、条文をそのまま伝えるだけでなく、クライアントがどんな不安や疑問を抱えてこの質問に至ったのかという背景を踏まえた上で、筋の通った選択肢を丁寧に示すことが、本当の意味で税務のプロフェッショナルの仕事だと思っています。

先輩のメールのやり取りを見ていると、「そうした解釈もできますが、少しリスクがあるため、こちらの方法が望ましいのではないでしょうか」とさまざまな観点をきちんと示した上で提案していて、さすがだなと感じる場面が多いです。経験を積みながら、自分もそういった対応ができるようになりたいと思っています。

同世代で何年も経験を積んでいる同僚に対し、正直なところ今でも少しコンプレックスを感じる瞬間はあります。ですがその気持ちが、早く追いつきたいという強いモチベーションに繋がっています。

私がしっかり経験を積めているのは、右も左も分からない時に、嫌な顔一つせず教えてくれた先輩方のおかげです。今度は私が、かつての自分のように迷いや不安を抱える後輩をフォローできる存在になりたいです。

Written in 2026

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